トップ > 特集 > ウェブサイトのビジネス価値を高めるCMS WebRelease 新バージョンの魅力

今年の初めにWebReleaseの新しいバージョン2.30をリリースしました。大きな追加機能は次の4つです。
(1)ページの公開期間設定
(2)ページのリビジョン管理
(3)サイトのインポート/エキスポート
(4)マルチコアCPU対応
(1)のページの公開期間設定機能は、ページ毎に公開開始と終了の日時を設定しておくと、そのタイミングで自動的に転送したり削除したりするものです。もちろん設定した日時でプレビュー可能です。該当ページだけでなく、ページ間のリンクやコンテンツの参照関係まで確認できますので、サイトの未来の状態を事前に正確に把握することができます。
(2)のリビジョン管理機能は、ページ単位で過去の状態を保存しておくことができるというものです。ページが書き換えられたら無条件でリビジョンを作る、というのではただ冗長になるだけですので、意図的にリビジョンを作成するユーザインタフェースとしました。ただし一度公開したページは必ずリビジョンを自動生成して書き込みを禁止し、あやまって公開中のデータを上書きすることがないよう配慮がなされています。公開が終わった過去のリビジョンを再公開することもできます。
(3)は、WebRelease上で管理しているサイトをエキスポートすることができ、逆にエキスポートしたサイトをインポートできるという機能です。これにより、コピーしたサイトにリニューアルを施して検証したり、開発用のWebReleaseから本番用のWebReleaseにサイトを移動するといったことが可能です。
ページの公開期間設定やリビジョン管理は、大規模で更新頻度の高いサイトを効率よく運用するにはとても有効な機能で、以前からWebReleaseに実装したかったのですが、サーバマシンの負荷が重くなる為、(4)のマルチコアCPU対応とセットである必要がありました。
「あれもできます」「これもできます」と幾ら多機能を謳っても、動作が遅くて使い物にならなかったり、あるいは満足のゆく性能を出すためにはサーバマシンに数百万、数千万かかるというのでは意味はありません。CMSにとって、機能とともに現実的なスケーラビリティはとても重要だと考えています。WebReleaseは、バージョン2.20でJRE 5.0(J2SE 1.5.0)に対応しました。これにより、64bitプラットフォーム上でWebReleaseを稼働させることができ、大容量のメモリを搭載すれば1台のWebReleaseサーバで1万ページ規模のサイトを運用できるようになりました。そして今回のバージョン2.30でマルチコアCPUに対応しました。
マルチコアCPU対応は、目に見える機能追加ではありませんが、今回のバージョンアップでもっとも重要なポイントです。1つの処理を複数のCPU上で並列分散処理するもので、サーバアプリケーションとしてはとても画期的なことだと思います。実際に弊社のテストでは8コアのサーバで約8倍の性能を出すことを確認しました。こうして性能面での見通しがついたので、今回、公開期間設定とリビジョン管理の機能を追加することができました。今現在8コアのサーバマシンは100万円位で買うことができますが、このクラスのサーバ1台で数万ページから場合によっては10万ページ規模のサイトを運用することができるでしょう。
今回のバージョン2.30では、前述の4つの機能拡張に加えて、更に十数点の機能追加や改善が施されているのですが、この新バージョンは既にWebReleaseをお持ちのお客様(ただしバージョン2.20以降)は無償でダウンロードすることが可能です。また、バージョンアップは再インストール不要で、管理画面上の簡単な操作だけで完了します。WebReleaseは、出荷開始以来、インストールベースで約250社の導入実績がありますが、これまでお客様に対して個別のカスタマイズを行ったことは一度もありませんので、こうしてネットワーク経由でバージョンアップを配布できるのです。
4〜5年前までは、CMSは開発基盤型の製品を採用し、その上で開発するというのが一般的で、WebReleaseのようなパッケージタイプのCMSは珍しかったのですが、最近では、難易度が高く費用超過やスケジュール遅延などのリスクを伴うCMSの開発は避け、パッケージを採用したいというお客様が増えて来ました。WebReleaseは、すべてのお客様に同じ製品を使っていただくことで、多機能で信頼性の高いソフトウェアを安価に提供することができます。また、我々は既存のお客様からのご要望も新バージョンに反映していますので、これからWebReleaseを導入するということは、先行ユーザの運用ノウハウを手に入れることができる、という見方もできるのではないでしょうか。
デザインやユーザビリティ、アクセシビリティやファインダビリティ、更にSEOなど、サイトの課題はハードルが高まる一方です。またもちろんコンテンツそのものの訴求力も重要です。CMSを導入して省力化や即時性向上に成功したとしても、こうした課題をクリアできず、肝心のサイトのクオリティを向上できなければ意味がありません。
WebReleaseは、コストパフォーマンスの高いパッケージCMSですが、構築するサイトに関しては自由度がとても高く、幅広い応用が可能です。これは多種多様な事例を見て頂ければお分かり頂けることと思います。ウェブクリエイターは、CMSの制約を受けることなく自身のクリエイティビティを存分に発揮することができます。
またWebReleaseは、コンテンツ・リポジトリを備えたテンプレート型のCMSですので、テンプレートを修正するとそのテンプレートで作成した全てのページに反映されます。こううしてコンテンツ素材の差し替えだけでなく、デザインからサイトの構造やナビゲーション、コーディングまで、サイト全体を繰り返しブラッシュアップすることができます。
永遠に完成しないものかも知れません。WebReleaseなら、サイトの効果測定結果をもとに、現実的な期間とコストでPDCAサイクルを実践することができます。
今回の新機能により、運用を更に省力化できるようになり、またシステムのTCOも更に向上しました。WebReleaseなら、構築や運用に要するコストと時間を削減し、コンテンツそのものに注力し、サイトのビジネス価値を高めてゆくことができます。
CMSの導入を検討中のお客様のなかには、いったいどのCMSを選べば良いのかとお悩みの方もいらっしゃることと思います。残念ながら全てにおいて理想のCMSというものは存在しません。
そういう意味では、WebReleaseもまだ完成したとは思っておりません。今回2.30をリリースしましたが、我々は既に次のバージョンの企画・開発をはじめています。
次の2.40ではワークフローの更なる強化、その次の2.50ではデジタルコンバージェンスへの対応といったことを考えています。既にご利用中のお客様からのフィードバックもとに、また将来の動向も見据えながら、WebReleaseは今後もバージョンアップを続けてゆきますので、どうぞご期待ください。
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