トップ > 特集 > CMSベンダーの本音! 開発/提供元のキーマンに聞くCMS最前線 Autonomy Interwoven TeamSite

グローバル企業の日本法人立ち上げ等の業務で活躍した後、2002年に日本ドキュメンタム株式会社に入社。その後2003年にEMCによる買収を経て、2005年インターウォーブン入社。2007年日本法人代表取締役に就任、2009年よりオートノミー社日本法人代表を兼務。日本国内のビジネス成長を指揮し、営業、サポート体制の強化、ユーザー企業とパートナー企業支援に尽力。そして最新ソリューションの日本市場への展開をより積極的に推進し、さらなる成長を目指す。1993年米国ワシントン州立大学、経営管理学部卒。
CMS製品には、ECM(Enterprise Content Management)の文書管理の概念からスタートして開発をしているベンダーも多いと思います。その点、TeamSiteは「Webコンテンツをどう効率良く運用できるか」というコンセプトのもとに開発された製品です。ECMではなくWCM(Web Content Management)、日本で言うところのCMSを開発の原点としているため、企業サイトの最適化を実現する真のコンテンツ管理システムと言えます。
内部制作か外部制作か、ファイル形式が何であるかなどを問わず単一サーバーで管理可能
一般的なテンプレート型CMSと異なり、既存Webサイトや外部制作のHTMLページ、Flashファイルなど、テンプレート化していないコンテンツとの共存ができるところが大きな強みです。
海外の大企業の8割はなんらかの形でCMSを導入していますが、国内企業ではその逆で導入率は2割にもなりません。ただそれでも、Webサイトを立ち上げてから10年以上になる企業も多く、気がつけばHTMLファイルが何千ページ、何万ページにもなっているといった現状があるため、すべてを一気にテンプレート化するのは困難です。その点、TeamSiteはテンプレートに依存していないので、既存コンテンツをそのまますぐにCMSの管理下に移行できるのです。
テンプレート化せずに全コンテンツをそのまま取り込んで、徐々にテンプレート化していくといった段階的導入も可能です。また、IRやプレスリリースのような定型ページのコンテンツはテンプレートを適用して、デザインの自由を効かせたいブランディングページはテンプレートを適用せずクリエイターに自由に作ってもらい公開するといった共存ができるのもの大きなメリットです。
さらに、TeamSiteはコンテンツの制作から配信までをトータルに管理することで複数な動的アプリケーション環境のコスト管理を簡素化できます。
OpenDeployは、TeamSiteに付随して同時に導入されるWebコンテンツの自動配信システムです。承認されたコンテンツに配信日時の指定をして、複数のWebサーバーから同時に公開するという「時間指定配信機能」を持っています。
さらに、変更されたコンテンツのみを自動的に選択して配信する「差分配信」や、配信中のトラブルによりコンテンツの一部を配信できなかった場合、すべてのコンテンツをロールバック(障害が発生したときに、記録してあるチェックポイントにまでデータを巻き戻して処理を開始すること)する「ロールバック機能」も搭載しており、人手の作業を最小限に抑えることでミスを減らし、配信効率が格段に向上するというメリットがあります。
柔軟性と拡張性を持った製品ですので、コーポレートサイトやセールスサイトを中心に、ブランディングサイトやグローバルサイトなど、幅広く対応しています。Webサイト構築・運営の全ライフサイクルのプロセスを自動化するワークフローを柔軟に構築でき、サイト全体のバージョン管理もできるので、コンプライアンスを強化したいといった企業にも適しています。
全世界で約4700社、国内で約130社の導入実績がありますが、国内では、花王、キヤノンマーケティングジャパン、コニカミノルタ、NEC、大和ハウス工業、ANAなど、知名度の高い大手企業中心に数多くの成功事例があります。
また、TeamSiteは管理できるページ数に上限がないので、300万ページ以上という膨大なページ数を持つ総合ショッピングモールサイト「楽天」には2002年3月という早い時期からの導入をいただいています。
建設機械を製造・販売している日立建機ですね。同社では製品カタログを作成してからその後にWebサイトに掲載していたため、公開時期の遅延や市場投入へのスピード感に不満を持たれていたのですが、元データをTeamSiteで管理し、カタログとWebサイトを同時に生成するといった「ワンソース・マルチユース」の仕組みを実現しています。
TeamSiteは柔軟性と拡張性を持っていますので、工夫して使っているユーザーは他にも多くいらっしゃいますので、ユーザー会などを通して企業の垣根を越えて共有をしています。
ベンダーのユーザー会というと新製品の発表や製品の売り込みというイメージがあるかもしれませんが、弊社では半分以上の時間をユーザーに提供して、TeamSiteの活用法や企業内での取り組みの方法など、有意義な情報交換をしており、毎回100名以上が参加され、新たな活用方法や、導入事例の共有などがされています。
「異動によりWeb担当者になったが、どうすればいいのか困っている...」といった企業のご担当者も多くいらっしゃいますので、この方々に対しても、さまざまな情報交換をするために年2回ユーザー会を開催しています。
単なる情報発信源としてではなく、顧客の積極的な関与や行動を促すようなエンゲージメントが高いWebサイトにするために、サイト内滞在時間を増やすなど、顧客とWebサイトとのつながりを高めることをご支援する製品を提供していきたいと考えています。そのために、企業のオンラインサービスを最適化し、売り上げとコンバージョン率の向上を支援する「Optimost」や、Webサイト閲覧者のセグメントごとに、最適化したコンテンツを表示し、広報宣伝などのマーケティング担当者のオンラインマーケティングを強力にサポートする「LiveSite」といったTeamSiteと連携できる製品もご用意しています。
また弊社は、2009年3月に検索ベンダーである英国オートノミー社と合併しましたので、「企業側が発掘できていないターゲット層に対してターゲティングする」といった検索ベースのアーキテクチャーをTeamSiteの機能として統合していく予定です。
パートナーの多くはシステム構築支援をしていただいている技術的なSIパートナーが大半です。
そういったSIパートナーは技術的なことに対しては強いのですが、マーケティング視点やデザイン視点といった広報担当者やマーケティング担当者が気にする部分に弱いことが多いので、ロフトワークさんにはそういった部分での企画力を発揮していただければと思います。
CMS導入の成功パターンは、ベンダーが後ろに一歩引いてパートナーとうまくコラボレーションした形でエンドユーザーに製品とサービスという付加価値を提供することですので、ロフトワークさんとの協業は重要で、さらにこれからも発展することを期待しています。
編集部コメント:今回、世界で4700社、国内では大手企業への導入実績が豊富なTeamSiteについてお話を伺いました。企業向け情報基盤ソフトウェアを提供し、エンタープライズサーチではリーダー企業のオートノミー社100%出資の日本法人であるインターウォーブン・ジャパン。世界のトップクラス企業に選ばれるCMSとして、新たなベストソリューションを提供していくリーダー企業という力強さを感じるインタビューでした。
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