トップ > 特集 > CMSベンダーの本音! 開発/提供元のキーマンに聞くCMS最前線 HeartCore

1993年4月に日立情報システムズに入社。営業畑一筋。趣味はヨットとゴルフ。大学時代から続けているヨットで、今でも国内外のレースに参戦する。2007年秋にCMS「HeartCore」プロジェクトを立ち上げ、ここ一年での導入実績は約40社と急激に成長させた。最近では、より高度化されたWEBサイトへのニーズに対して、仮想化技術を利用したソリューションサービスとをコラボレーションさせ、WEBマーケティングのPDCAサイクル全般を提案することに注力している。増え続けるIT資産の抑制、安定かつ増強のタイムラグをなくしたリソース提供など、お客様業務視点にたったサービス提供に取り組んでいる。
1983年4月に日立情報システムズに入社。入社以来14年間は、プレSEとして拡販・提案活動に従事し、1997年に開発部隊に異動後、主にWEB系システムの開発を実施。2008年10月からCMS「HeartCore」の担当となり、拡販及び開発を実施中。現在のミッションは、「HeartCore」を中心としたWEBビジネスの拡販であり、お客様にとって役に立つシステムを信条に開発・導入提案を実施しています。お客様とゴールを共有し、実際の運用業務を想定した導入が大事だと感じており、お客様目線でのシステム提案・開発を実施しております。
布谷: 「お客様のWebサイト全般のPDCAサイクルをフルサポート」がコンセプトになっています。HeartCoreは、CMS製品の主な機能であるサイト構築・運用管理だけではなく、コマースサイト、ブログ、携帯サイト、グループウェア作まで、人と人とを結ぶ幅広い施策を共通基盤で実現します。
オールインワンで標準パッケージ化されているため、オプションを追加購入する必要はありません。この製品一つに必要な機能はすべて揃っており、初心者からプロまで、さまざまな使い方に対応することができます。さらに、日立情報システムズのノウハウを提供し、「Webサイトの構築から運用、保守、そして内部改善まで、すべてを実現できる」ことを目指しております。
布谷: HeartCoreはイギリスで開発されている製品ですが、国内企業の高い品質要求に応える形で弊社独自に再開発を行っているところにあります。開発元のメジャーバージョンアップだけでなく、お客様のニーズを汲みとる形で新機能を追加するマイナーバージョンアップを順次行っているほか、国内のお客様の要望を開発元にフィードバックして、次のメジャーバージョンアップに反映されるというオープンソース的な仕組みを持っています。いわば、ワールドワイドの標準機能と、ローカルで求められる独自機能の両方を併せ持つ製品だといえます。また、ソースが公開されているため、お客様サイドでバグを解消することもできます。
そして、もっともお客様に評価いただいているのは、初心者でも簡単に作業をすることができるエディタ機能です。HTMLをまったく知らなくても直観的に操作することができます。これも強みの一つです。
布谷: HeartCoreは、初心者から、開発者のようなスキルの高い方たちにも評価されています。テンプレートに関数を埋め込める機能は、エクセルのマクロに近い機能で、700種程実装されています。例えば、ニュースの一覧を表示させることができるなど、デザインを含めて関数でコントロールをすることができます。また、数十行も必要になるプログラムが、1行で済むなど開発コストの軽減も可能です。
中田: 基幹システム構築と業務改善、業務コスト削減など、エンタープライズ系の大規模企業から、社員数が数十人規模のお客様にも導入いただいています。
導入サイトでは、コーポレートサイトやイントラサイト、あるいはその両方に活用されているお客様が大半です。とくにイントラサイトのポータルやエクストラネットでの活用事例が目立ちます。HeartCoreは起動が早いので、イントラサイトの日報など、情報共有的な使い方をされているお客様もいらっしゃいますが、これは弊社としても意図していなかった使い方なので驚いています。
弊社は、一歩踏み出して利益を出すことを考えているお客様であれば規模にかかわらず導入を勧めたいと考えています。
布谷: 全世界で2,800社以上、その内、国内導入実績が約70社です。HeartCoreを取り扱いはじめたのは2007年秋からですが、この1年での導入実績が約40社と急激に増えています。
布谷: エディタ機能を使って初心者でもすぐに使うことができるという簡単な操作性が大きいと思います。デモンストレーションで使い勝手を見たあとで、購入を即決するお客様もございました。また、「多機能なのに高くない」といったコスト面でも支持されていると思います。価格帯としては、500万円程度から3,000万円程度です。
静的・動的CMSとして機能面ではハイスペックでありながら、他製品との中間的な価格帯となっており、コストパフォーマンスは高いと思います。そのため、「静的CMSではニーズに合わなかったり、動的CMSでは価格面で折り合わない」といったお客様にフィットしたのではないでしょうか。
また、価格体系としてCPUライセンスを採用しており、ユーザライセンスと比べて安価に導入することが可能です。
布谷: 代表的なのは、電子部品の開発、製造、販売を行っている部品メーカーの「SMK」です。同社では2万点以上もの部品点数を持ち、全部品をデータベース化し、連動して各部品毎に情報ページを表示できるようにWebサイトを構築しました。商品区別用のテンプレートを用意し、全部品の条件別検索も可能になりました。
また、食品メーカー「カルピス」のECサイトではHeartCoreで構築し大成功した事例と言えます。3ヶ月強といった短期間で構築し、早期に立ち上げに成功し、Webサイト経由の売り上げが以前のサイトと比較してかなりアップしたという報告をいただきました。さらに、コールセンター、受発注システム、会計システムまでのバックエンドを、グループ企業で共用化して活用しており、弊社のノウハウを全て発揮できた事例だと思います。
布谷: 大幅に機能を追加したバージョン7.0を2009年7月に発売する予定です。この新バージョンでは、既存サイトやDreamWeaverファイルの取り込みをできるようにしました。また、日本特有の文化に対応し、HeartCoreのオリジナル機能に加えて弊社で独自に付加された機能もあります。
CMS製品として国内初搭載となるLPO機能(2009年5月20日にリリース済み)や、携帯電話の絵文字入力や簡単ログイン機能、画像イメージの縮小などがそうです。また、変わった新機能としては、施設予約、スケジュール管理などができるグループウェア機能があります。イントラネットやエクストラネットのポータルを使っているお客様にはグループ共有したいというニーズがありますので、それに応えた形になります。
この新バージョンの発売により、2011年度中に国内企業300社への導入を目標にしています。
布谷: CMS導入で最も重要なのは運用です。導入後に担当者が的確に更新でき、PDCAサイクル運用ができるサイトであるかです。弊社は、CMS分野では後発組となるため、そのノウハウがまだ足りません。
そこでロフトワークさんには、PDCA運用を考えたサイト設計とデザインを担当そいう形で、弊社とのパートナーシップを期待しています。
また、ロフトワークさんは様々なCMS製品を取り扱い、お客様目線で最適な製品を導入できるという強みもあります。弊社は基幹系システムに強く、ロフトワークさんはデザインや制作に強く、様々な導入ノウハウを持っているた
め、非常に強力なアライアンスが組めるのではと考えています。
編集部コメント:今回は、創立50周年(2009年6月)を迎えた日立情報システムズの中田様、布谷様にHeartCoreについてお伺いしました。社会の情報化にかかわる幅広い分野でさまざまなIT サービスの提供に携わり、常にIT サービス市場を切り拓いてきた同社は、常に「お客様の満足」や「社会からの信頼と高い評価」を掲げ、技術は勿論、サポート体制や、パートナー支援でもとても信頼性のある企業です。そういった意味で、HeartCoreは導入後もしっかりとしたサポートが受けられる安心のオールインワンパッケージだと言えます。
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