トップ > 特集 > 2009年 09月 > WAIS JAPAN 2009主催者のインプレスビジネスメディア安田氏へ事前インタビュー!Webサイト成功事例から成果につなげる術を知る

プログラミングやサーバー、データベースなどの技術系翻訳書や雑誌『インターネットマガジン』などの編集や出版営業を経て、現在ウェブサイト「Web担当者Forum」の編集長。ビジネスにおけるウェブサイトの企画・構築・運用と、オンラインマーケティングの2軸をテーマにメディアを展開している。個人としては、技術とマーケティングの融合によるインターネットのビジネス活用の新しい姿と、ブログ/CGM時代におけるメディアのあるべき姿を模索し続けている。
Web担当者Fourmが始まる前から「WAIS JAPAN」としてスタートしたこのイベントも、今年で4回目となり、名前も「Web担当者ForumミーティングWAIS JAPAN」として大きくなりました。
これまで、「ウェブマーケティング×アクセス解析」「ウェブPDCAラボ」「御社のユーザー視点、それは本物ですか?」といったテーマ設定をしてきましたが、今回テーマを「今だからまるごと全部成功事例」としたのは、景気の状況を反映してのことです。
昨年秋から経済状況は厳しさを増しています。予算削減が進んでいる企業も多いと思いますが、とはいえ、成果を出さなくていいというわけにはいかないのが現実です。
一方、Web担当者と言っても、担当する領域には、SEMがあり、サイト構築があり、セキュリティがあり、CMSがあり、SEOがあり、アクセス解析があり、広告効果測定があり、ユーザビリティがありと、とても幅広くなっています。そして、それぞれの分野に関して深い専門性があり、さらに多くの事業者さんが製品やサービスを提供しています。Web担当者はやらなきゃいけないことが多くて、情報もたくさん調べなきゃいけないんですね。
コストを削減したうえで成果を伸ばすなら、そういった情報を効率よく得て、どの事業者さんとパートナーを組むかをスムーズに決定する必要があります。だから、「何をどうすればいいのか、判断のポイントは何なのか、実際にやってみて初めてわかる落とし穴に何があるのか」といったことが具体的にわかる情報が大切になるのです。それが事例ですね。
景気が良くないからこそ、コスト削減のプレッシャーが強いからこそ、最短距離で成果につなげたい、そういったニーズに応えるのが「成功事例」というテーマだと思います。能書きはいいから、実際に実践してどうだったのか、どうすれば成功できるのかを知りたい、そういったWeb担当者さんのためのテーマです。
Web担当者さんも最近はすごく勉強されているので、理論や概念の「べき論」はご存じなんですよね。だから、そういった部分をベースにしたうえで、「実際にどんなサイトで何をしようとして、どうだったのか」の情報があれば、自社と照らし合わせて判断しやすくなりますよね。
求めている成果に対して、ざっくりと「こんな方向で動けばいいはず」がわかっている人にとっては、セミナーで事例の情報を聞いて、自社に合っていれば展示会場でさらに詳しく話を聞けます。また、聞いた事例が自社とは合わない場合でも、「こんな場合はどうなのか」をセミナー開場や展示会場で質問できます。
「事例」をキーとしてセミナーと展示会場で構成されるイベントですので、ニーズが明確になっている人には「どの会社とパートナーを組むべきか」がわかり、まだぼんやりとしたニーズの人は「自分が何をするべきなのか」が明らかになると思います。
もちろん、本当に「成果をだす」には、Web担当者さんがゴールに向かって進む必要がありますが。
基調講演は3つあります。
基調講演A:Hondaのウエッブ戦略2010
企業ウエッブサイトの役割と活用事例
ホンダの渡辺氏(サイト運営とアクセス解析でWeb業界でも有名人で、Web広告研究会の代表幹事をされています)には、ホンダにとってのWebサイトがどういう役割を果たしてきたのかと、2010年に向けてどう戦略を考えているのかをお話しいただきます。
基調講演B:ココロを動かすインタラクティブ
SONY「Cam with me」
博報堂の堀氏には、ソニーのハンディカムの広告キャンペーン「Cam with me」を事例として、インタラクティブ時代の顧客との関係作りについてお話しいただきます。世の中のお父さんが思わず涙を浮かべたCam with meのような「ココロを動かす」しくみを成功させるに至った考え方や方法論の裏側を覗けます。
基調講演C:成果を上げる!デジタル時代のユーザ中心マーケティング戦略
最新事例によるユーザ中心アプローチのポイント解説
ビービットの遠藤氏には、日本有数のUX(ユーザーエクスペリエンス)企業である同社が培った、「集客→接客」の工夫をお話しいただきます。調査や仮説をもとに産み出されたユーザー体験を向上させる工夫がいかに成果を向上させたかを、単なる論理ではなく実際の事例と併せて学んでいただけます。
実践ワークショップは、アクセス解析とユーザビリティテストの2種類あります。どちらも座って話を聞くだけのセミナーではなく、手や頭を動かしながら、それぞれのテーマについて体験できます。まさに、ワークショップ自体があなたの体験する事例となります。また、ワークショップは展示会場内の特別スペースで実施しますので、満席で参加できなかった人でも、周りから様子を眺めていただくこともできます。
展示会場ではほかにもドリンクを用意した休憩スペースもありますので、セッションの合間にゆったりと展示ブースをご覧いただけます。
このご時世ですから、予算が削られてしまったWeb担当者さんは多いでしょう。場合によってはスタッフも削減されて大変な状態になっている方もいらっしゃるでしょう。でも、そんなときだからこそ、前向きに、自分がWeb担当者として進むべき道を見つめてみましょう。
Web担当者Forumに掲載したコラム「不景気の病に効きそうな薬をもらった」にも書いたのですが、「景気が悪いから仕方がないね」と腐っているのはもったいないですよ。来年に向かって、そしてその先に向かって、一歩ずつ仕事を進めていきましょう。Web担当者Fourmも、WAIS JAPANも、そうやって前進しようとするあなたを応援しています。
今年で4回目となるWeb担のイベントで、あなたも「成果につながる事例」から何かを得て帰ってください。
あと、当日イベント終了後にオフ会(懇親会)があります。参加者さんも出展社さんも一緒になって互いにコミュニケーションするパーティです。こちらも無料ですので、ここでも良い情報と人脈をゲットして帰っていただければ幸いです。
会場でお会いできることを楽しみにしています。
今回のWAISの趣旨である「成功事例」。その成功事例が何故重要か。それは逆に言えば「失敗事例」がたくさんあるからに他なりません。
実際、CMSベンダーや大規模プロジェクトに関係するシステム会社の担当者と話をすると、失敗プロジェクトは本当に多い。表には見えてきませんが相当な割合でプロジェクトはなんらかのトラブルと共に終結していると感じます。
「成果に繋がらない」どころか、サイトのリニューアルプロジェクト自体が失敗してしまうケースもよく耳にします。実際のその後片付けを担当する事も少なくないのですが、スケジュールが大幅に遅延してしまったり、デスマーチになってしまったり…
このご時世だと予算が大幅にオーバーしてしまったというケースは契約上少ないかもしれませんが、逆に請負側が大幅な赤字になってしまった、あるいは満足な成果物を得られないまま終了してしまったというケースも良く聞きます。
制作会社や広告代理店も必死ですから「出来ます」「任せてください」と言わない営業マンはいないでしょう。自社の得意範囲を超えて受注してしまえば、プロジェクトの失敗リスクは高まり、成果が出せる可能性は低くなります。
今回のWAISの着目点である「成功事例」。成功事例に学ぶことは、自らがが同じ成功事例を生む学習を出来るだけではなく「失敗するパートナー」を選ぶリスクを減らすことでもあります。逆に言えば「成功事例」を持つパートナーを選ぶことで、成功へ近づき、正しい経験と知識を得る事にもなります。
「私は私の足を導いてくれるただ一つのランプを知っている。それは経験というランプである。(パトリック・ヘンリー)」
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