トップ > 特集 > 2010年 01月 > バージョンアップコンセプトは「さらに使いやすく」 - 「Movable Type 5」バージョンアップに迫る(1)

2005年、ソニー株式会社からシックス・アパート株式会社に入社。
プロダクトマネージャーとして、TypePadの製品責任者などを務め、07年より、執行役員、製品企画担当。個人ブログ「goodpic.com」で、自らが企画開発を手がけたアフィリエイト支援ツール「G-Tools」も公開している。
大学卒業後、Web制作会社に勤務。ディレクターとして通算150以上の様々なECサイトの構築に携わる。2007年ロフトワークに入社。データベースやシステム開発を伴うサイトのCMS構築プロジェクトを得意とし、難易度の高い数々のCMS構築プロジェクトを成功に導く。
2009年11月26日、シックス・アパートは「Movable Type 5」を出荷開始。ブログ作成・管理ツールとして脚光を浴び、デベロッパーネットワークなど開発者も多い、開発者やユーザーのコミュニティも多数存在する「Movable Type」は、今回のメジャーバージョンアップでどう進化したのでしょうか。
ロフトワーク 中島(以下、中島) 今回のメジャーバージョンアップは、どんな意味を込めて開発に取り組んできたのですか?
シックス・アパート 金子氏(以下、金子) 「Movable Type」は、2009年で8年目を迎えるソフトウェアで、この間、定期的にバージョンを上げ、機能強化と操作性の向上を図ってきました。いつもそうなのですが、メジャーバージョンアップには、マイナーバージョンアップとは違って、「製品の新たな方向性を打ち出す」、「ユーザーにツールが今後どう進化するかを指し示す」という意味が込められています。
新バージョンの開発では、世界中のユーザーから意見を収集して、盛り込む新機能や強化点を決めていますが、今回は従来以上に日本のユーザーの声を重要視したんです。他国に比べてユーザー数が多いことと、活用方法がバラエティに富んでいて、ユニークな方法も多いからです。かなり早い段階で日本のユーザーやWeb制作会社に話を聞き、その要望を反映させたのが、今回の「Movable Type 5」です。
中島 日本のユーザーのことを考えて作られた新バージョン、そのコンセプトを教えてください。
金子 「ヘビーな機能を多く搭載した」というよりも、「Movable Type」が持つ分かりやすさや柔軟性を維持しながら、「さらに使いやすくした」というのが大きな方針ですね。
ですので、初めて「Movable Type」を使う方でも、迷うことなく簡単に操作することができるようになりました。もちろん、従来のバージョンをお使い頂いているユーザーでも難なく移行でき、これまで以上に効率的にWebサイトを作成・管理できます。
中島 「Movable Type」と言えば、「ブログ」とイメージされることも少なくないですが、最新版では、CMSとしてどのように進化したのでしょうか?
金子 「Movable Type」は、ブログやCMSという概念・言葉が広く普及する前に開発しているツールです。「Webサイトを誰でも簡単に作成・更新しやすくする世界を作りたい、そのためのソフトを提供したい」という思いが、「Movable Type」というソフトの原点です。
ブログが流行した時に「Movable Type」も脚光を浴びたので、ブログの作成・管理ツールのイメージが強いかもしれませんが、もともとブログだけでなくWebサイト全体を管理するための機能は備えていました。しかしながら、ブログ以外の部分、Webサイト全体を効率的に管理する機能がユーザーリテラシーに依存する部分もありました。新バージョンではリテラシーに関係なく誰でも簡単にWebサイトを管理できるようにしました。
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