トップ > 特集 > 実践者であり続ける。 Webアナリスト清水誠氏インタビュー 第3回(全3回)

1995年国際基督教大学卒。Webアナリスト/実践者。1995〜2004年まで凸版印刷・Scient・RazorfishにてWebプロデュース・IA・UI設計の開拓とコンサルティングに従事した後、事業会社側へ転身。ビジネス・テクノロジー・デザインの融合によるイノベーションを実現すべく、日系ベンチャーの情報システム部門で開発フレームワーク導入とプロセス改善を、外資消費財企業のマーケティングコミュニケーション部門ではIT(CMS、PDFワークフロー)を活用した改善を、楽天ではアクセス解析の全社導入と推進をリードした。2011年よりファッションECサイトGILTのCRMを担当中。寄稿記事は「アクセス解析実践日誌」(MarkeZine)「ステップ式! CMSはじめの一歩」(Web担当者Forum)「実践的インフォメーションアーキテクト論」(MdN)「楽天経済圏を支えるアクセス解析の全貌」(ITmedia)など多数。本サイトでもCMSに関するトピックなどで執筆を行う。
●個人ブログ「実践CMS*IA」
●Twitter(@mak00s)
清水氏のキャリアの中で、楽天に在籍しアクセス解析を行っていたことが印象的である。自身のスキルであるアクセス解析が、経営そのものに関わっていくほどの影響があったことは注目したい。そのような“ビジネスドリブンを可能にする”アクセス解析のキルを、いかにして身につけたのだろうか?
「変化し続けるネット業界では、基本的に“抽象的なこと”と“具体的なこと”の間をバランスよく移動していないといけないのです。つまり、常に理論を実践し、実践から理論をみつけ、それでさらに実践してみる、というサイクルを作るわけです。そうすることで、全体の精度が高くなっていくんです」と清水氏。
一般にネット業界においては、プログラマやエンジニアと経営陣の間にある溝は非常に大きいと言われる。経営者サイドが現場のことが全く分かっていないことから、制作を行うレイヤーにまで最適なディレクションが行えない、というのは頻発する問題のひとつだ。この問題を解消しない限り、全体の精度の向上を得られないかもしれない。
「ネットの話だけに留まらず、私はバランス感覚としてそれらを捉えています。例えば、学生時代は文学系にいながら、社会に出てからは完全にシステム系という、文系と理系をウロウロしながら勉強したり、大企業に行ったりベンチャー行ったりするという、相反するものをバランスよく自分に取り込むことをしてきました。それに重ねるように、現場でも学んだ知識を実践しつつ、理論的なマネジメントも行ったんです。その結果、エンジニアリング、マーケティング、コーディング、IAもやるという、今の自分があると思うんです。難しいように見えますが、"組”に分かれないことで相乗効果を出してきた結果だと思います」
“理論を作る”マネージャーでもあり、実際に手を動かす実践者でもある。両方ができるからこそ、偏りの無い分析ができるというもの。彼のバランス感覚と機知に富んだコンセプトダイアグラムはこうしたパーソナリティに裏付けられているのだ。
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