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大阪ガス株式会社
http://www.osakagas.co.jp/
大阪ガス様のコーポ―レートサイト
「Design Your Energy 夢ある明日を」をブランドスローガンに掲げ、豊かな暮らしの創造と地域社会の発展を目指して歩みを続ける大阪ガス株式会社。都市ガス事業を核に持続的成長を図るだけでなく、エネルギーと資源の効率的利用を実現することで環境保全に貢献するとともに、社会に開かれた正しい姿勢の会社として、コンプライアンスの確実な実施と、適切かつタイムリーな情報開示にも努めています。
中でも「お客さま価値」の最大化は、すべての企業活動を貫く大きなテーマの一つ。「誠心誠意、お客さま起点に徹した事業活動」を重視する同社にとって、お客様との大切な接点となるコーポレートサイトもまた、重要な役割を担っています。「お客様にガスを安全に、かつ安心してお使いいただくための情報を提供すること。これが一番大きな役割であると考えています」(担当者)。
たとえば、万一ガスが出なくなった場合のマイコンメーターの復帰方法や、ガス機器を利用する際の換気の徹底について、お客様に直接会って伝えるだけでは十分とは言えません。お客様に毎日会えるわけではなく、すべてのお客様を100%網羅することは難しいからです。そこで同社では、これらの情報をホームページにも掲載し、積極的な情報発信を行っています。
しかし、広く伝達されるべき重要な情報に、容易にアクセスできないようでは意味がありません。実際、必要に応じて個別にコンテンツを追加してきた結果、気がつくと、同社のホームページには大量のコンテンツが乱立。この点が懸念事項として、社内でも指摘されるようになっていました。担当者は次のように振り返ります。
「以前のホームページは、ディレクトリ構造や、ページ構成がまったく統一できていませんでした。『お客様にとって非常に見づらいWebサイトになっているのではないか』と社内で議論になっていたところに、ちょうどよいタイミングで、外部の調査機関からも『サイトが使いにくい』『アクセシビリティが悪い』という評価結果が出たのです。これは早い段階で対策を講じなければ、という結論に達しました。」
お客様にとって使いやすいホームページに
ユーザビリティ、アクセシビリティの強化に向けて着目したのが、CMSの導入です。着々と情報収集を始めた同社は、CMSをベースとすることで、Webサイト全体を一元的に管理するとともにページ構成の標準化を進め、何より“お客様にとって使いやすいホームページ”を実現しようと考えたのです。
これまでホームページの作成を依頼してきたのは、関連会社である関西ビジネスインフォメーション株式会社(以下、KBI)。しかし、公開直前のページデザイン変更にも柔軟に対応してくれるKBIには、残念ながらCMSの構築経験がありませんでした。
そこで、最初に直面したのが、どのCMS製品を選ぶべきかという問題です。決定までに約4ヵ月もの時間を費やした理由について、KBIの担当者は、「こちら側にCMSに関する知識が不足していたことも一因です。ただし、決してそれだけではありません。費用で判断するのではなく、使い勝手やサポート体制などを考慮して、慎重に検討を進めたいとの考えもありました。特に現ユーザーの声を重視しましたね」と語ります。
知識ベースを上げるために、CMSベンダーが開催する講習会を受講したり、関係者との議論を重ねたりなど、一時は遠回りとさえ思える道のりではあったものの一歩ずつ前進を重ね、最終的にアシスト社のNORENを選択。情報公開の即時性、社内での更新作業時に必須となる承認ワークフローなどの点で、同社のニーズにマッチする製品として評価されました。
リニューアルにあたってはCMS導入のリスクを考慮し、まず第一弾として、プレスリリースのみのリニューアルを行うことが決定。もちろん、最終的なゴールは、Webサイト全体のCMS化です。
ターゲットの方向性が多様だったため、一般ユーザー、企業ユーザーの誰もが使いやすいような情報設計を重視。具体的な改善ポイントとしては、深過ぎる階層の簡略化と、ナビゲーションの最適化です。また基本的なSEO対策を徹底するため、テンプレートの開発時には、h1タグやmetaタグを意識したサイト構図を定義しました。
こうして2007年の仕様確定から約3ヵ月間にわたる構築期間を経て、2008年3月、大きな混乱もなくプレスリリースのリニューアルを達成したのです。
CMS構築仕様書
無事にリニューアルを達成できたことへの満足感にとどまらず、リニューアル後まもなく、目に見える形で効果が現われ始めたことにも驚きを隠せません。主な効果は次の3つです。
●RSS対応によるアクセス数の増加
●グローバルナビゲーション、ローカルナビゲーションの設置による回遊率の向上
●更新時における人為的ミスの回避
具体的には、プレスリリースのリニューアルを機にRSS対応を実現したことで、お気に入りからのアクセスがリニューアル後1ヵ月で約4,500程度あったとのこと。また、トータルの訪問者数は横ばいであるものの、直帰率が60%から30%へと低下。同時にページビュー(PV)が大幅に増加したことから、Webサイト内を回遊するお客様が増えたことが伺えます。これは、目指すターゲットに、伝えるべき情報が確実に届いている証拠でもあります。
さらに、プレスリリースのアップロード時に発生していた人為的ミスもなくなりました。これもまた、CMSの仕組みを活用することによる大きな成果だと言えます。1件のプレスリリースに対して更新対象となるページが4ページあり、従来のようにこれを手作業で行うことなく、1ページの更新作業を行えば、残りの 3ページが自動的に更新されるようになったのです。
一方で、定性的効果も実感しています。それは、CMSに標準装備されているワークフロー機能を利用することで、コンテンツの公開時における承認ワークフローが明確になったことです。副次的な効果とはいえ、リニューアルの計画当初から狙いにあったことも事実であり、「内部統制への対応」という重要な経営課題に応える意味でも、評価に値するポイントと言えるでしょう。
もちろん、今回のリニューアルは部分的であり、同社にとってはスタートに過ぎません。今後は、業務用・産業用のお客様向けページを皮切りに、企業情報ページ、一般家庭のお客様向けページ、さらにはガス機器に関する情報提供ページを、CMSの仕組みの中に順次組み込んでいく予定です。また、単純に移行するだけでなく、ビジネスに直結するWebサイトへとブラッシュアップしていくことが大きな目標となります。
「どんなお客様にも見やすいように、ユーザビリティおよびアクセシビリティに関するガイドラインを再策定し、それに則って各ページを再構築します。Web サイトへのアクセス数を増やし、確実に営業活動へとつなげていくためにも、ログ解析に基づくキーワード選定を行い、SEOを意識したページづくりを実現していきたいですね」と担当者は意気込みを語ります。
同社にとってのCMS導入は、Webサイトの調和と統制を保ちつつ、変化に俊敏に対応できる力をもたらし、より効率的かつ効果的な情報発信に欠かせない基盤となりつつあるようです。
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