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事例概要

日本オラクル コーポレートサイト

日本オラクル コーポレートサイト

http://www.oracle.com/lang/jp/index.html
グローバルサイトへ統合された日本オラクルサイト
・情報の一貫性とタイムリー性の確保
・ブランド統一とコスト削減を実現
導入のキーワード
・CMS導入
・ブランド戦略
・マーケティング戦略
日本オラクルがWebサイト管理にかかえていたジレンマ

2006年新春、日本オラクルのマーケティング本部でWebサイトの管理担当者は悩んでいました。
日本オラクルのWebサイト www.oracle.co.jpを、このまま日本オラクル独自で管理運用し続けるべきか? 
毎年億単位の運用費を投じながら、それが「本質を欠いた投資ではないのか」という疑問を拭いきれずにいたのです。

担当者のいう「本質」とは

・グローバルで統一された製品情報やメッセージを発信するWebサイト。
・日本市場の状況に合った付加価値を、Webマーケティングで訴求するWebサイト。
・そもそも、上記の2つのWebサイトの目的や特性を考慮し、最適な投資や管理のありかたを見定めたうえでWebサイトの維持運用を行うべきではないか。

ここに、西暦2000年と2001年当時の米国オラクルコーポレーションのWebサイトwww.oracle.comのトップページがあります。

下図は、西暦2000年当時の日本オラクルのWebサイトwww.oracle.co.jpのトップページです。先の2つとはデザインが大きく異なっています。

左側にそろえられたメニューは日本オラクルが独自に区分した情報へのナビゲーションであり、米国オラクルコーポレーションのメニューに習ったものではありません。そもそも2000年当時のwww.oracle.comには、左側にメニューはありませんでした。

西暦2000年前後、Webサイトは企業のもつ情報を、市場に発信するための重要なチャネルインフラストラクチャとして整備され、発展する過渡期にありました。同じ企業グループ内のそれぞれの企業が、それぞれの目的や嗜好でWebサイトをデザインし情報を発信する傾向がありました。

日本オラクルも、当時東証1部へ上場したこともあり、日本での活動や日本市場へのメッセージを強く押し出す傾向にありました。

グローバルに統合されたWebサイトに統合された日本オラクルのWebサイト

2008年1月、日本オラクルのWebサイトは刷新されました。実は、日本オラクルのWebサイトが刷新できた理由は、それまで日本オラクルが独自に維持運営していたwww.oracle.co.jp を、米国オラクルコーポレーションが維持運営するwww.oracle.com( 以下O.com )へ統合させたからです。

O.com は96カ国へオラクルのビジョン、メッセージ、製品やサービスに関する情報の発信、ブログやコミュニティ活動が行われるサイトです。O.comはシングルインスタンス(1つの実行環境)で運用されています。このシングルインスタンス上に96カ国すべてのサイトが集められています。

上記に並んだ4つのWebサイトは、そのデザインが統一されていることはもちろん、掲載されている情報は各国語に翻訳されていることを除き、すべてが同一です。

コーポレートサイトとしてのO.comの優れた点

O.comでは前述の「Structure」と「Skeleton」の統一がとられています。さらにO.comの場合「Structure」はWebサイトの構造だけでなく、情報の構造についての統一もとられていました。

情報の構造の統一とは、具体的には以下を指しています。

・情報の分類方法の統一
・ナビゲーション、メニュー項目の統一
・リンク構造の統一

オラクルは全体としてはグローバル企業であっても、国によって製品ごとの売上構成比は異なります。
たとえばグローバルでみるとデータベースとミドルウェアと業務アプリケーションの売上比率はそれぞれ三分するくらいの規模になってきていますが、日本ではデータベースが大きな比率を占めています。日本市場だけに注目してWebサイトを運用すると、データベース関連の情報量を増やし、掲載や更新の優先度をあげることになりがちです。
その結果、各製品の戦略的位置づけやメッセージが本社の意向とは異なったものになってしまう恐れがあります。

高効率とスケーラビリティを備えたオラクルのグローバルサイト O.comの維持運営構造

中央のマルチサイト管理、クリエイティブ管理のサーバーが、O.comの96カ国対応を可能にしている中央のマルチサイト管理、クリエイティブ管理のサーバーが、O.comの96カ国対応を可能にしている

Webサイトの構造と情報の構造の統一が行われているO.comでは、英語を各国語に翻訳するための作業の効率を高めるシステムが導入してあります。それが翻訳サーバーです。翻訳に関わる業務はアウトソースされており、翻訳サーバーもアウトソース先の企業が保有するものです。

まず、オラクルコーポレーションのWeb担当が、コンテンツ管理サーバーへ情報を登録することで自動的に英語版のHTMLページができあがります。次に翻訳サーバーへ英語ページのHTMLファイルが転送されます。翻訳サーバーは、このHTMLからテンプレートにしたがってBody text部分のテキストだけを翻訳の対象として抽出します。

翻訳作業は、最初に機械による翻訳が行われ、その後専門家による修正が加えられます。専門家による修正結果は翻訳辞書に反映されます。翻訳辞書は主に機械翻訳時に参照されるものですが、専門家による修正結果の反映が繰り返されることで、辞書としての精度が上がり、機械翻訳の精度を向上します。翻訳辞書の精度が高くなることで、専門家が手動で修正を加える作業は減少し、その結果、翻訳にかかるアウトソース費用の削減につながる効果が得られます。

また、この翻訳辞書は、アウトソース先の企業の資産ではなく、オラクルの資産であり、アウトソース先に貸与する形態となっています。オラクルの資産にしておくことにより、翻訳アウトソース先の選定に柔軟性を持たせることができます。アウトソース先を変更しても翻訳の精度を下げることがありませんし、同時に複数のアウトソース先へ翻訳作業を委託する形態をとることができます。

実際、言語によってはオラクルコーポレーションが多言語翻訳会社をまとめて雇って翻訳する言語もあれば、日本や中国のように各国の翻訳会社に翻訳を委託しているケースもあります。

翻訳サーバー上で翻訳の完了処理がなされると、コンテンツ管理サーバーに自動的に翻訳済みのテキストデータが戻り、テンプレートに流し込まれて日本語ページができあがります。このとき、日本語ページは英語ページのURLに「lang/jp」が追加された形で自動的にできあがり、正しいディレクトリに配置されます。

一連の流れはWebサイトの構造が統一されているから可能になっています。リンク先URLの修正など、HTMLの修正作業が必要な場合も、定型的なディレクトリ構造になっていますので、容易に行うことができます。

まとめ

コーポレートサイトが本来持たなければならない、「統一したブランドイメージや製品メッセージの配信を効率的かつスケーラブルに行う」という役割は、グローバルサイトとして統合運用することにより、十分に果たされるようになりました。
これらを実現したのが「Universal Content Management」の優れたコンテンツ管理基盤です。

導入製品情報

Oracle Universal Content Management

Oracle Universal Content Management

日本オラクル株式会社
管理しているのは、まだWebコンテンツだけですか? CMSは次の時代へ
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近年、企業全体のコンテンツをアセット化し、様々なメディア展開をしたいというニーズが増えています。Oracle Universal Content Management(UCM)は、Webコンテンツに限らず全てのコンテンツを管理できる企業のインフラストラクチャーとして、ユーザが簡単にWebサイトを作成する仕組みを兼ね備え、Webサイトには欠かせないデジタルアセット(画像、動画、音声など)も統合的に管理します。

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